製茶所山科の日本茶とグラスのセット

ワイングラスで味わう日本茶

山の峰が連なり筑後川が流れる、穏やかな福岡県朝倉市。九州産の茶葉にこだわって日本茶をつくり続けている「製茶所山科」で日本茶をワイングラスでテイスティングする体験をしてきました。

お湯のみでいただくいつもの飲み方だけではなく、ワイングラスで飲むと香りをより感じ、少量ずつ舌の上で味わう甘みや渋みは茶葉の上質さを感じます。

「この素敵な体験をもっと多くの方に味わってほしい！」という想いから、製茶所山科にお力添えをいただき、当店で人気の老舗硝子メーカー「木村硝子店」のワイングラスとのセットが完成しました。

お茶のことを知り尽くした茶匠 山科康也さんが、九州をめぐって厳選した茶葉とともにお楽しみください。

茶匠が選ぶ「日本茶とグラス」の組み合わせ5選

お茶を知り尽くした茶匠 山科康也さんが、お茶の種類にあわせ美味しさを最大限に引き出すグラスと楽しみ方を伝えてくれました。CRAFT STOREだけの特別なセットで、日本茶の奥深さを感じてください。

ピッコロ6ozフルート ＆ 山の朝露

鹿児島県のブランド茶「知覧 山の朝露」は、標高が高い後岳（うしろだけ）という限られた土地でしか栽培できないお茶。新鮮で爽やかな香りと甘みが特徴です。

木村硝子店でシャンパングラスとして人気のグラス「ピッコロ6ozフルート」を合わせました。

繊細な口元とグラスの底にむけて緩やかに膨らんだシルエットは、「知覧 山の朝露」の爽やかな香りを楽しむのに最適。短めな脚で小ぶりなサイズなのでお茶だけでなく毎日の食卓にも使いやすいグラスです。

ギャルソン 24ozブルゴーニュ ＆ 屋久島紅茶

鹿児島県屋久島でつくられた「屋久島紅茶」は、日本茶を紅茶にした今話題の“和紅茶”です。

香りたつ「屋久島紅茶」はぷっくりした丸みの美しい「ギャルソン 24ozブルゴーニュ」に。日本の職人がつくるハンドメイドのワイングラスは、丸みと低めの重心が個性的なグラスです。

丸みのある大きめのボウル部分に、紅茶の華やかな香りがふわりと広がります。紅茶をたっぷりと注ぐと、光に透けてオレンジ色に染まります。

ピーボ オーソドックス 63224-210 ＆ サンルージュ

鹿児島県の南にある離島「徳之島」で育った超希少品種「サンルージュ」には、クラシカルなシャンパングラス「ピーボ オーソドックス 63224-210」を。

フラットでリムが広いグラスはクープグラスやソーサーシャンパングラスと呼ばれ、ヨーロッパ貴族の間で親しまれてきました。口のすぼんだフルート型のシャンパングラスと異なり、液面が広いのでサンルージュ特有の紫色がきれいに広がり、香りをまとったグラスは飲む姿もエレガント。

紫色の茶葉「サンルージュ」はレモンを垂らし酸性に傾くと、色がピンク色に変化します。グラスの中で少しずつお茶が変化していく様子を眺めるのも、このかたちだからできる粋な楽しみ方です

ピーボ オーソドックス 63224-140 ＆ 八女抹茶

高級茶の産地として知られる福岡県八女市で作られた「八女抹茶」には、上品な佇まいの「ピーボ オーソドックス 63224-140」を。

泡の立ち上がりが美しいシャンパングラスに「製茶所山科」では、八女抹茶にスパークリングウォーターを加えます。泡とお茶の層に分かれた様子は目にも華やか。

抹茶の概念が変わるような、斬新な楽しみ方は茶匠ならではのアイデアです。抹茶の豊かな香りは残しつつも、すっきりとした飲み口にはきっと驚くはず。

ギャルソン 3ozグラッパ ＆ 八女玉露

日本茶の中でも最上級の品種として名高い“八女玉露”は、茶匠が「まるで玉露のためにあるようだ」と語る「ギャルソン 3ozグラッパ」で楽しみます。

細く伸びる口部分が、玉露のやわらかな香りをすっと口に運び、お茶の甘みと旨みのまろやかさを堪能できます。

日本の職人による繊細なグラスは、意識せずとも“丁寧に味わう”ことを教えてくれる組み合わせです。

グラスが変われば楽しみも増す

創業の1947年から日本茶販売店として愛されている「製茶所山科」。味や香りはもちろん、時期や産地、生産者にもこだわって厳選されたお茶は、日本茶の美味しさを教えてくれるものばかりです。

家でもお茶を楽しめるよう、パッケージ裏には淹れ方のコツも書いてあります。ワイングラスで楽しむときには、少し濃い目に抽出してから、氷をたっぷり入れた容器で一気に冷ましてあげるのがポイントだそうです。しっかり冷えたお茶をワイングラスに注ぐ瞬間が楽しみになります。

ワイングラスで飲めば所作も自ずと美しく、そして日本茶の新しい楽しみ方を満喫できます。ワイングラスで飲む“お茶を楽しむ”新体験。ぜひおうちでお試しください。