オーブン陶芸粘土（きほんのセット）

自宅で気軽にたのしむ「陶芸」

「オーブン陶芸粘土」は、自宅で簡単に陶芸を楽しむことができる粘土です。「せともの」で有名な愛知県瀬戸市で採れた自然な土で作られています。

左：サンドベージュ、右：ミルキーホワイト

粘土をこねる感覚で気軽に楽しめるので、大人の趣味としてはもちろん、親子やお友達同士で過ごすおうち時間にもおすすめです。

家庭用のオーブンで、簡単に焼ける。

「陶器」といえば専用の窯で焼きあげるのが一般的ですが、「オーブン陶芸粘土」なら温度調整のできるオーブンレンジで焼成する（焼く）だけで陶器に近い強度が生まれます。自宅の中だけで楽しむことができ、陶芸をぐっと身近にしてくれます。

※オーブントースターや直火では焼くことができません。

これまで「陶芸」というと轆轤（ろくろ）を回しての成形など高度な技を習得しなければならないイメージがあったり、そもそも陶器の産地や教室に赴いて取り組むものだと思っていたので驚きです。

誰でも簡単にはじめられる「きほんのセット」

今回CRAFT STOREでご紹介するのは、初心者にも安心な「きほんのセット」です。

おうちで陶芸を楽しむための「粘土」や必要な道具類を詰め合わせているので、すぐに自宅での陶芸をスタートすることができます。

・粘土1kg分 （500g ✕ 2個）※色はお選びいただけます

・ヘラ 1本

・カキベラ 1本

・のし棒 1本

・たたら板 1セット（厚さ5mm）

・粘土板 1枚（縦20cm・横30cm）

・耐油性コート剤 30cc（15ccボトル×2本）

粘土は全部で4色。お好きなカラーをお選びいただけるので、ぜひお好みのカラーを見つけてくださいね。

サンドベージュ（左から、成形後→乾燥後→焼成後）

チャコールグレー（左から、成形後→乾燥後→焼成後）

テラコッタ（左から、成形後→乾燥後→焼成後）

ミルキーホワイト（左から、成形後→乾燥後→焼成後）

紙箱にセットされた状態で、作り方の説明書も一緒にお届けします。

いつか本格的な陶芸をされたい方の、はじめの一歩にもぴったりなセットです。

とてもシンプルな「きほんの作り方」

きほんの作り方は、たったの3ステップです。作るものによって細かな作業は異なりますが、大まかな流れは変わりません。着色をする場合や食器として使用する場合は、仕上げの工程が加わります。

1.成形

好きな形を作ります。手で形を作ったり、お菓子のように型抜きをしたり、自由に楽しめます。

焼成することで約10%縮むため、少し大きめに作りましょう。

特別な下準備は必要ありませんが、もし硬く感じる時は水を少しずつ加えてみてください。

2.乾燥

日の当たらない風通しの良い場所で、作品を1〜7日しっかり乾燥させます。

小さいもの（アクセサリーなど）で1〜2日、大きなもの（お皿やコップなど）で7日程度です。

乾燥の目安は、水分が抜けて全体が白っぽくなり、触ってもひんやりしなくなった状態になればOKです。

3.焼成

ご家庭のオーブン（160〜180度）で、30〜60分焼きます。

オーブン内の鉄板にアルミホイルを敷いて、その上に作品を置いてください。

※必ず温度調整ができるオーブンレンジをご使用ください。

焼き上がり後は、完全に冷ました状態で取り出します。

素焼きの場合は、ここで完成です。

着色をする場合は「手順4」、着色をせずに食器や花器として使う場合は「手順5」に進みます。

4.仕上げ（着色する場合）

お好みで着色もお楽しみいただけます。市販の絵の具（油絵具、アクリル絵具、ポスターカラー等）をご準備いただき、筆で着色しましょう。

着色後はしっかり乾燥させ、完成です。

食器や花器として使うアイテムの場合は、手順5に進みます。

5.仕上げ（食器や花器として使う場合）

食器や花器などの水に触れるアイテムには、下記の手順で「耐油性コート材」を塗って仕上げたら完成です。

①コート剤を作品全体に塗ります。

②30分～40分乾燥させます。

③100℃～120℃のオーブンで、15分～20分加熱します。

​※オーブン陶芸粘土の焼成温度とは異なるので、ご注意ください。

詳しい手順は、説明書や動画でもわかりやすくご説明しています。

ブローチづくりを楽しんでみました。

私たちも一足先に楽しんでいる「オーブン陶芸粘土」での陶芸。今回は初心者でも簡単に楽しめる「粘土を平らにして好きな形をつくる方法」を使った「ブローチ作り」の様子をご紹介します。

「きほんのセット」に加えて準備したものはこちら。

・焼成の時にオーブンに敷くアルミホイル

・余った粘土の乾燥を防ぐための霧吹き、濡れタオル

・着色に使用する絵具、筆、皿

早速、スタートします。

机に粘土板を置き、丸めた粘土をセット。ちなみに、 机が汚れたり、傷がつくことが気になる方はダンボールなどを敷いておくと安心です。

「たたら板」を丸めた粘土の左右に置いて、「のし棒」で伸ばします。この作業によって、均等な厚みに粘土を伸ばすことができます。

子どもが取り組む際は、大人が少し押さえてあげると伸ばしやすいですよ。

粘土を平らに伸ばしたら、好きな形に切り抜きます。今回は、クッキー作りに使う型を使って動物の形に切り抜いてみました。型を使う方法は、小さな子どもでも簡単に楽しめます。

自然素材なので、子どもが触れても安心です。

誤飲を防ぐため、3歳以下のお子さまが制作する際は保護者の方が付き添ってくださいね。

その後は、きほんの作り方に沿って乾燥や焼成を行います。

焼き上がりを待つのも、楽しいひとときです。

焼き上がり後は、やけどに注意して完全に冷ましてから取り出します。

※焼成の作業はお子様ではなく、保護者が行ってください。

今回は着色にもチャレンジしてみました。絵具での色塗りなので、こちらも簡単に楽しめます。粘土本来の色も素敵なので、着色はお好みで。

着色後は、乾燥させたら完成です。

今回は「ブローチ」にするため、完成後にブローチの金具を取り付けました。

他にもヘアゴムにしたり、取り付けるパーツ次第であらゆる小物を作ることができます。

ミルキーホワイト

つくったものを自分で使えたり、大切な思い出をそばに残せることも陶芸の醍醐味です。

ミルキーホワイト

他にも粘土の成形には様々な方法がありますので、作りたいものに合わせてチャレンジしてみてくださいね。

本格的な器から、小物まで。

ブローチなどの小物はもちろん、マグカップやお皿など本格的な器も作ることができます。ここでは、粘土500gで作った作品例の一部をご紹介します。

直径9cm・高さ6cmのマグカップが2つ。

チャコールグレー

直径23cmのお皿だと1枚。

ミルキーホワイト

直径3〜5cmの小物類は、約30枚ほどできます。

サンドベージュ

「オーブン陶芸粘土」の作り手であるCONERUは、たくさんの「レシピ動画」で作り方を公開しています。うまく作れるか不安な場合でも、動画を見ながら取り組めて安心です。最初は小物からスタートして、その後どんどん大きなものにチャレンジしてもいいですね。

他のレシピ動画はこちら

世界にひとつの「もの」をつくる楽しみ。

自分でものを作ることは面倒なイメージもありましたが、次は何を作ろうかな？と考えるところから、思っていた以上に楽しい時間が始まっていました。ぜひあなたの暮らしにも陶芸を取り入れて、ものづくりの面白さをお楽しみください。

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