スタッフが選ぶ、今年買ってよかったもの2020
お家で過ごす時間が増え、なにかとライフスタイルが一変した2020年。
そんな中、私たちCRAFT STOREのスタッフはどんなものを買い、どんなところが気に入ったのでしょうか。みんなにアンケートをとってみると、面白い答えがいっぱい返ってきました。ここではその一部、年齢も役職もいろいろな7人のセレクトを、デザイナー清水がご紹介していきます。
クリームパスタが美味しいお皿。
まずスタッフのちゃまさんが買ったのは「木村硝子店×イイホシユミコ dishes」シリーズのプレート。絶妙なカラーがイイホシユミコさんらしく、使い勝手も素晴らしい器ですね。
「めちゃくちゃクリームパスタを作るので、青いお皿が映えると思ったんです」
なるほど!青いお皿は料理との相性が難しそうなイメージがあるけど、パスタのような赤や白い色はたしかに相性が良いですよね。というか食べ物は案外暖色系が多いので、むしろ「飾りの葉っぱ」みたいなのを添えたりせずとも色のバランスが勝手に良くなる使いやすい色なんじゃないかなと僕も思っています。
「イタリア旅行の写真を見返したら、パスタが青いお皿にのってることが多かったな〜って気づいたんです。特にほうれん草と鮭を入れたクリームパスタを入れると映えますね。レモンを入れると、四限色が混じり合って美しさ以外の何者でもないですよ。フォークで麺を巻き取るときの、引っ掛かりもなく、音も鳴らない最高の皿ですね!」
愛が溢れているのがわかります。なんかそこまで言われるとクリームパスタを極めたくなってきました。あとお腹空いてきた!
dishesシリーズはこちら。他のニュアンスカラーもまた素敵なんです。質感もツヤとマットの2種類がありますよ。
そしてボウルもあるんです。
作り手の想いを買う。
CRAFT STOREの商品セレクトなどなどを担当するバイヤーのそらさんは、実際に産地を訪れて買い付ける「CRAFT陶器市」のアイテムを挙げました。
「引っ越しを機にいろいろな花瓶を買ったのですが、その一つに昇陽窯の一輪差しがありました。鮮やかなブルーと小柄でかわいい形が気に入っています。」
一輪挿しとは小粋。お花を挿さなくてもかわいいですね。前述のパスタ皿じゃないけど、鮮やかな暖色系のお花が映えますね。
兵庫県の昇陽窯は「CRAFT陶器市 丹波焼編」で登場。在庫限りで、残りも少なくなってきました。
「CRAFT陶器市 丹波焼編」はこちら「CRAFT陶器市 やちむん編」では陶眞窯4寸マカイをチョイス。マカイとは沖縄の言葉でお椀のことです。
「現地で作り手さんのお話を聞いているとだんだん欲しくなり買っちゃいました。産地を巡っていると、そういうことって多々あるんですよね。」
「CRAFT陶器市 やちむん編」はこちら
そう、特に作り手の方のお話を聞くと、ものの見かたってガラッと変わってくるんです。そんなに手が込んでたのか…とか、そんな意味があったのか…とかいろんな面白いお話が出てくるんです。
ちなみに、作り手さんのお話が届くようなお店を目指してCRAFT STOREは日々頑張っています。そういうコンテンツは少しずつ増えていきますので、おたのしみに。
アウトドアの最強のお供。
続いてはアウトドアが大好きな海外担当、ヤギさん。あらゆるアクティビティをこなすあまり、みんなから「アウトドアのことはとりあえずこの人に聞いとけば間違いない」くらいに思われているスタッフは「Starke-R」のボックスを選びました。
「とにかく頑丈。上に乗っても大丈夫だから、高いところの作業の踏み台にもってこい。観葉植物への水やり、ベランダ掃除でのバケツ代わりにも使えるのがいいですね。」
えっそこ?まさか本来の使い方じゃないところがでてくるとは。でも確かにそのとおりなんです。簡単にご説明すると、軽くてとてもタフな素材で持ち運びやすく、細かな使いやすさにも徹底こだわって作られている「収納ボックス」です。スツールとしても使えるから、アウトドア用品を収納して持ち出すのに最高です。
「バケツって使う時以外は「魅せる収納」にどうしても向いてなけど、Starke-Rは収納されてる姿を見せても変じゃない。そしてバケツとして存在してないくせにバケツとして有能。」
そう、バケツじゃないんですよ。ガンガン使える「収納ボックス」です。タフすぎるから、バケツや踏み台としての用途すら公式に推奨されるくらい頼れるボックスなんです。一周回ってやたらバケツとして気に入っている様子のヤギさん、ありがとうございました。
実はプロの現場を支える工具箱のメーカーとして名高いリングスターさんのアイテム。同じシリーズのバスケットもあります。
マスクを快適にするケース。
当店で一番若く、かつしっかりもののスタッフ長原さんが選ぶのは、soilのMASK CASE。
「外出先でマスクの紐が切れてしまったりすると、ちょっと焦っちゃいますよね。だからスペアのマスクを持ち歩くことが増えたんです。」
たしかに。僕も買い物中に突然紐が切れてしまって、マスクなしでお店を歩くのもなんか気まずいからやむなく帰ったことがあります。そういう点でスペアを入れておくものが欲しい。
このケースの生地はsoilらしく珪藻土の粒などなどが含まれているので、消臭力と除湿力があります。
「ケース内に仕切りがあるので、食事の時なんかに使用中のマスクも入れておけば湿気を吸い取ってくれるんです。また付けても、サラッとして快適なんですよ。」
地味に気になる「マスクの置き場」。ある意味いちばん今年らしいアイテムですね。
醤油差しをちゃんとする。
「ずっと適当にやっていましたが、ちゃんとした醤油差しを使おうと思いました。」懺悔のように語るのは、デザイナーの小井沼さんです。醤油差しって、テーブルに置きっぱなしだと常に目に入るものです。意外と盲点な存在なんですよね。
「液ダレしないというウリはもちろんその通りですが、食卓に置いて辛気臭い感じにならないのが良いなと。」
ここで言う「辛気臭い醤油差し」は、ちょっと劣化して汚れたプラスチック製みたいなやつですね。わかります。
その点ガラスは劣化しにくいのがいいところ。そして香水瓶みたいな造形はシンプルにきれいです。おしゃれを気取りすぎない、醤油差しの「正統派」っぽい風格が素敵。実際、タレない醤油差しは廣田硝子のものがパイオニアなのだそう。
実はこれ僕も欲しいんだけど、醤油差しってなかなか買う決断にまで至らないんですよね。でも新しい年を迎えるし、これを機に買い換えようかな。
廣田硝子の醤油差しはこちら。
お弁当箱でテンションをあげる。
「毎日お弁当を作るモチベーションをあげるために、購入しました。正方形にはおかずとご飯を半分ずつ、こどもサイズには、おかずのみをたっぷり入れています」
CRAFT STORE開店当初から人気アイテムの「うるしの弁当箱」を選んだのは、管理部の梅田さん。お昼は毎日お弁当だからすごいなあと思っていました。お弁当って絶妙なサイズを選ぶのが難しかったりするけど、2つ組み合わせる発想はなかった!
「私の作る茶色いおかず達を見栄え良くしてくれる有り難い存在。冷めていてもごはんがふっくらしていて、毎回感激して美味しく食べています。」そう、杉の木がある程度湿気を吸うのでべチャリにくいんです。開くとふわっと木の香りがするから、ほんとに美味しく感じるんですよね。
「木のお弁当箱は、レンジが使えないと言う注意点がありますが、レンジで温めると一緒に入れているサラダなども温まるので、それが好きではない私には、特にデメリットには感じません。うるしの弁当箱は、高さ(深さ)があるので、おかずがとても入れやすいです。ただ高さがある分、容量だけで比べると他のお弁当箱より実際の感じは小さく感じると思いますので、おかずをゆったり入れたい方は、少し大きめのサイズを購入するのをお勧めします。」
なるほど素敵なレビューをありがとうございます。テンションをあげてくれるお弁当箱は、毎日の習慣にするのにもってこいです。僕もやろうかな。 サイズもいろいろあります。お子様用はこちら。
一生ものに出会いました。
最後に私、デザイナー清水のお気に入りも紹介させてください。いろいろあるけど、今年は「仔犬印 フラットエッジ深型ボウル」シリーズを。
個人的にちょっと力んでしまうくらい愛のあるアイテムです。語ることはいっぱいあるんですが、すごく簡単に言うと、革新的な使いやすさと耐久性をもったボウルです。
メーカーである本間製作所さんには、私が取材に伺いました。そこで感じたのは、とても誠実に、ひたむきに主に良い道具」を作っておられるということ。「大変なんですよ〜」とか仰いながらも、隅々まで使いやすいように徹底して設計、製造されているんです。
主にプロ向けの製品を作っているんですが、その使いやすさというか「頼れる感じ」は使ってみて実感しました。一般的なものに比べて価格はするけど、これが本当に「良い道具」なんだなあと、ちょっとした衝撃だったのです。他のスタッフも「今年買ってよかったもの」に挙げてくれていました。
なぜなのか、詳しくは私の愛が滲む商品ページをご覧ください。
来年も、きっといいめぐり合いがあります。
長くなってしまいましたが、ここに挙げられたアイテムは私たちのお気に入りのほんの一握りにすぎません。皆さんも実際に触って使ってみて気に入ったアイテムがあったら是非、レビューやLINEで教えて下さいね。スタッフみんなが喜びます。
来年はどんなお気に入りに出会えるかなぁ、私たちも本当に楽しみです。
皆様もにとっても、良いお年になりますよう!
CRAFT STORE スタッフ一同
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