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有田から波佐見へ…はじめての陶器市・陶器祭り~後編~

有田から波佐見へ…はじめての陶器市・陶器祭り~後編~

生まれて初めての陶器市に行ってきました。デザイナーの清水です。

陶器市は全国各地で主に春と秋に開催されています。

記事の最後には全国の陶器市・陶器祭りをまとめた情報も載せています。

今回訪れたのは2018年春の「60th 波佐見陶器まつり」と「第115回有田陶器市」。

いままでの人生の旅史上トップ3入りするくらいとにかく最高だったので、

僕の経験を元にどんな雰囲気なのか、なにがあるのかなど

今後行きたい人のために知っておくと良さそうなことも含めて

前編後編にわけてレポートしたいと思います。

前編はこちら

お宝発掘で大興奮!はじめての陶器市・陶器祭り~前編~

(とはいえ会場や駐車場の場所、時間、商品、価格などは開催毎に変わるかもしれないので、あくまでご参考程度に!)

後編 波佐見陶器市めぐり

5/29日(2日目)陶器市をめぐる

さて、本題の波佐見陶器市です。

僕たちは番号順に回りました。

オレンジの県道1号線がメインストリートと言えます。

行動範囲は「2.本会場」から「4.Oyane」までで約1.7km。

まっすぐ歩いて30分弱でしょうか。

道中にもお店が並んでいる&渋滞があるので、

歩いて回ることをおすすめします。

ただし地図にあるように、

白山陶器など中心部から離れた会場もぽつぽつあるのでご注意。

行きたいところを挙げてルートと手段を考えておきましょう。

最初にマルヒロのガレージセールに行きたい、けどすごい並ぶ、

という噂は耳にしていたので

6:00に嬉野温泉の宿を出て、6:30くらいには波佐見に到着。

道中、白山陶器の会場には

すでに場外にはみ出すほどの長蛇の列が!

行きたかったところの一つでしたが、

ちょっとしんどそうなのであきらめました…

1.マルヒロガレージセール

7:15ごろ会場につき、

整理券を受け取りました。

(ガレージセールは陶器市前日の28日から開催されていました。

前日の混雑と行列を受け、整理券式にしたのだそうです。)

会場内にあるお店でコーヒーを飲んだりして待ちましょう。

覚悟していたより早く、およそ30分ほど待ったら順番が来ました。

中に入ると、広い...

この時はHASAMI、BARBAR、ものはらなどなど、各シリーズまんべんなくラインナップがありました。

会場内はA品B品という具合に棚が分けられていて、価格は表で明記されています。

このときはおおよそでA品は定価の1割引、B品は3割引、という具合のようでした。

A品とB品で何が違うの?となりますよね。

一概には言えませんが、よく見ると

・ピンホール(小さな穴のようなへこみ)がある

・裏面のロゴがぶれている

・歪みがある

などなどの程度で最低限機能上問題があるわけではないようですね。

気になる方は、よく見て選んで買いましょう。それもまた楽しい。

テスト品、サンプル品など、より規格外のものは個別に値札が貼られているようです。

(「作ってみた感」のあるこのコーナーが個人的にいちばん一番面白かったので、ぜひ。)

結局1時間30分くらいもかけて選び、予算と戦い抜きました。

・クレジットカードが使えました。

2.陶器市本会場

大きなテントの下に、無数のショップがぎゅう詰めになった本会場です。

それはもう見きれないくらい。

超混雑&通路が狭めなので、元気のあるうちに行ったほうがいいかもしれません。

小ネタ:波佐見陶磁器工業協同組合の建物。

やきもの公園入り口と向かい合う、煙突が目印のこちらの建物。

ここには飲食休憩スペースもさることながら、ショップも出店しています。

このとき偶然見つけたのが、朝にあきらめた白山陶器の商品たち。

さすがに”一部出店”という感じで商品数も

そんなにありませんでしたが、

欲しかったあの平茶碗を半値で売られているのを発見!

3.西の原

一言で言えば、スーパーおしゃれ街。

カフェ・レストランや雑貨屋などが立ち並び、

ちょっとしたテーマパークのよう。

ここの建物はそれぞれかつて事務所、細工場、絵付け場、釉薬精製所、登り窯であり、 敷地内ですべての生産をしていた製陶所をリノベーションしているそう。面白い。

hasami porcelainなどなど、

通路や元資材置き場のようなところにまで所狭しと器や雑貨が並んでいました。

小坂になった地形。

製陶所だった面影を残す取り繕わない建物たち。

とても気持ちのいい空気感があります。

いや、本当にかっこよくて驚きました…またオフシーズンに来てゆっくりしたいです。

4.OYANE

その名の通り、大きな屋根の空間が気持ちいいOYANE。

一階の最高にクールなギャラリーショップには

西海陶器さんのアイテムが並んでいます。

ここでは、陶器市の会期中問わず、定価の3割引きでお買い物できます。

階段を降りた地下のショップ「陶器の窯蔵」では

それはもう膨大な量のアイテムが並べられ、奥は倉庫のよう。宝探しです。

このときは陶器市に合わせたセール中で、なんと50%OFFでした。

5:和山

Oyaneの向かい側にある、窯元直営ショップです。

いくつかの某有名インテリアショップにも

器を収めているようで、置いているものは実に様々。

6:西海陶器

西海陶器さんの本社で、道を挟んで2棟にショップがあります。

ここでもいろいろ売られています。

安価で絶妙なカラバリがかわいいCommonや、

それはもう色々なものがあって宝探し系でした。

買っておけばよかったと後悔しているやつ。こういうの大好きです。

いよいよラストスパート!有田陶器市

気づけばもう15時。

波佐見を楽しみすぎた一行は足早に有田へと向かいました。

有田陶器市の会場は、波佐見から車で10分ほど。

会場構成

JR波佐見線と並行する通りが主な会場。

有田駅から上有田駅までショップがずらりと軒を連ね、

その距離なんと約3km。器への愛が試されます。

通りは歩行者天国。一本道なので歩きやすく、

左右を見渡しながら気になったショップに

ふらりと入りやすいスタイル。

僕達は有田駅周辺の駐車場に止め、

通りを見ながら上有田駅まで歩き、

電車で有田駅に戻るプランでした。

品揃え:伝統と創作

私見ながら”量産”という印象をうけた波佐見に比べて、

有田は個人の作家さんのものが多く見られました。

加えて、やはりザ・有田焼と言えるような

カラフルできらびやかでオーセンティックなアイテムも多く並んでいます。

非常に歴史のある店構えが多く、

建物自体に「おお」となるものも。

朝7時から歩き回り、

足がかなり限界に近づいていました。

「休憩しよう」と都度言いつつも、

器を見たい一行の足取りは止まらず。

気づいたら結局上有田駅までノンストップで到着。

3kmと言えども寄り道しながら歩くので、

想像以上に長いですね。

疲れた我々はさすがにすべて見ることはできず、

トータル2時間くらいで歩き切りました。

Tips 知っておくとよさそうなこと

■車移動のこと

(※記述は2018年4月29日の体験に基づくレポートです。

毎度異なることが予想されますので会期前/会期中の各団体のアナウンスや実際の状況に従ってください。)

①人気会場近くの駐車場は7時には満車だった。

陶器市の公式ページでは駐車場がいくつか案内されています。”東小学校”など、マルヒロなどの人気会場近くにも駐車場がありますが、午前7時頃には埋まっていました。

次に向かった”長崎キヤノン”の超大型駐車場は中心部から離れており、午前8時からの開場とのことでした。

(長崎キヤノンについては、かなり大きい&会場から離れているのでさすがに停めやすいと思います。中心部とのシャトルバスが出ており、乗車の行列がすごいそうですが渋滞に巻き込まれないで済むとの噂も。)

事前に少なくとも公式ページの駐車場の場所はしっかりチェックし、ココが満車だったらココに行こうとシュミレーションしておくと無駄に探し回らなくて済みます。

②便利な場所に有料駐車場がぽつぽつあった。

公式サイトに載っていないようですが、波佐見や有田のメインエリア、県道一号線沿いには企業や個人と思しき方々が貸し出す有料駐車スペースがいくつもあったので、あまり遠くに止めたくない方はここを利用するとよさそうです。走っていると案外見つかりました。

午前7時頃にはまだスカスカなところが多く見受けられ、駐車代の相場は、特に時間制限無しで500円前後のようです。

僕はこの存在を知らなかったので右往左往してしまいました。

③昼時のメインエリアの車移動は避けたほうがいいかも。

お昼ごろには中心部の駐車場が埋まり気味で、県道一号線(至嬉野温泉方面)はかなり渋滞して身動きが取れない状況を目撃しました。(歩いたほうがずっと早いくらいの渋滞)

14時ごろの様子。

はじめての陶器市を振り返って

波佐見と有田の街の規模感はやんわりと分かっていたけど、

陶器市の規模感がここまでとはちょっと思わなかった。

行くところをきっちり選ばない限り、

1日で両方回ろうとするのはやめたほうがいいですね。

まんべんなく回ってみたい!

という場合は最低でも各地1日ずつあると良さそう。

困ったのは、駐車場。

ちゃんと公式ページで確認しておくといいです。

マルヒロさんのようにSNS等で発信してくださるところもありますが、この会場はどこにあって何時からどこの駐車場がいいのかなど、まとまった情報が得られる場所がなかったので困りました。

というのも、陶器市は大規模でも小規模でも

無数の団体の方が出展しており、まとめにくい現状があるからなのでしょうね。

陶器市を訪れる方は年々増大しているようで、

予期せぬことも起きがちです。(イベントとはそういうものですね)

繰り返しになりますが、これはあくまで2018年4月の陶器市のことです。

予想外の出来事はつきものですが、毎シーズンごとに各公式ページや公式SNSで情報を得ておくと良いでしょう。

春と秋に全国各地で行われる陶器市

旅とうつわ。

ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

おまけ

全国各地の陶器市・陶器祭りについて

調べてみました。おでかけの参考にしてみてくださいね!

全国の陶器市・陶器まつり情報

(※CRAFT STORE調べ)

関東エリア

益子陶器市(春・秋)

笠間の陶炎祭(春)


東海エリア

土岐美濃焼まつり(春)

たじみ陶器まつり(春)

たじみ茶碗まつり(秋)

せともの祭(秋)

常滑焼まつり(秋)


近畿エリア

信楽陶器まつり(秋)

丹波焼陶器まつり(秋)

清水焼の郷まつり(秋)


九州エリア

有田陶器市(春)

大川内山・伊万里 窯元市(春)

唐津やきもん祭り(春)

波佐見陶器まつり(春)


北陸エリア

九谷茶碗まつり(春)


中国・四国エリア

備前焼まつり(秋)

萩焼まつり(春)

砥部焼まつり(春・秋)

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