
昇陽窯 浅鉢










丹波焼の美しさに気づく
1968年から、長く受け継がれてきた丹波焼の伝統を守りつつ、変化を続ける人々の生活に寄り添ったものづくりを続ける昇陽窯(しょうようがま)。一つひとつろくろを回して作る、温もりある器が揃うなか、今回はスタッフが特に目を惹かれた青緑色の器「浅鉢」をご紹介します。

3代目の大上裕樹さんが2〜3年もの時間をかけて完成した釉薬で彩る「浅鉢」は、マットで深みのある青緑色と、そこに浮かぶ鍾乳洞のようなきらきらした模様が魅力的。つい手に取って見たくなる器です。
また貫入(表面に入るひびのような模様)やピンホール(小さな穴)など、手づくりだからこそ同じものができない個性も、その美しさをつくる要素に。日差しに当たったときと、室内の蛍光灯に当たった時など、使う場所による表情の変化にも注目してくださいね。
サイズは大と小の2つをご用意しています。直径約19.7cmの「浅鉢 大」はメインや1品料理に、直径約15.5cmの「浅鉢 小」は副菜にぴったりな大きさ。深過ぎない程度に中心が窪んでいるので、余白をとった盛り付けもしやすいですよ。
引き立て役に使いたい器
実はこれまで青い器を使ったことがなかったので、どんな料理が似合うのかわからず「盛り付けが難しそう…」なんて考えていたのですが、実際に浅鉢を使ってみると予想していたより使いやすい色だということに気づきました。
鮮やかな色や暖色と相性が良い色なので、揚げ物や煮物などの手が込んだ料理もいいですが、果物や野菜、海鮮など、素材の色や味をそのまま楽しむシンプルなものを盛り付けたいなと思います。
野菜をたくさん使ったサラダはもちろん、カットフルーツをのせて食卓に添えるだけでも食材の色が映えそう。鮮やかな色を引き立て、よりみずみずしさを感じさせてくれます。
メニューに迷った方は、1品ものから始めてみるのもおすすめ。SNSでもよく見かけるのですが、青い器に乗っているガパオライスやカレー、焼きそばやパスタがすごく美味しそうなんです。
食卓に並べるとしっかり目を惹く色なので、私は差し色を楽しむ気持ちで、まずは小鉢の代わりに小サイズを使ってみよう思います。
大事に使って、器を育てる
浅鉢は吸収性のある土もので、さらにマットな釉薬の器。もちろんそのままでも使えますが、油シミを防ぐため、使う前にはお水に浸しておくと良いそうです。浸し過ぎはカビや臭いの原因になりやすいので、洗ったあとはしっかりと乾燥させてくださいね。
使うたびに少しずつ変わっていく表情を楽しんで、自分だけの器を育ててみてください。


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