能作
KAGO
後悔しない、曲がる籠
「インテリアは衝動買いすると後悔するよ。」
馴染みの店の主人にそう忠告されたことがある。
部屋のテイストを考慮して買ったはいいが、寸法が微妙に合わなかったり、
模様替えで置き場がなくなったりしてまいっちんぐ。そうなった時の「どうすんの、これ」感たるや。
その経験を重ねてきた店主だからこその金言。説得力が違う。

なら、形を自由に変えられるインテリアならどうだろう。
金属製なのに手で簡単に曲がる。平らな状態から5秒足らずで籠状にもなるし、
ちょっと工夫すればいろんなアイテムと組み合わせて楽しめる。
自分の部屋に置くものなんだから、個人の好みで選べばいいのかもしれない。
けれどあえて、遠く離れた場所にいる彼の意見を聞いてみたい。
だって僕は、「能作」という企業のアイデアにたいそう惚れ込んでいるんだから。
使い方はシンプル
フラットな状態から、手で少し力をかけながら引っ張って伸ばしたり、曲げたりしながら形を変えていく。
金属を曲げるというより、粘土や飴細工でもしているような感覚。
パンやフルーツのバスケットとして、もしくは中に花瓶を入れてデコラティブに、
電球と組み合わせてランプシェードとして、など工夫次第で様々な用途に使うことができます。
世界にひとつだけのインテリアを自分の手で作る感覚。
子供の頃のように、自由な発想で物の形を変えていく楽しさを味わってみたくないですか?
ピキッと鳴っても折れません
折れてしまいそうな感じがしますが、鋭角に曲げたり、
一点に集中して力を加え続けなければそうそう折れるものではありません。
曲げる時に「ピキッ」と音がなることがあります。
"錫鳴き"という現象で、分子同士が擦れて出る音。心配ご無用です。
激しく変形させるとどうしても形がいびつになります。
優しく折り曲げるか、いびつな形も味として豪快に使い込んでいくか。使い方はあなた次第です。

折れない、におわない、錆びない
錫は金、銀に次ぐ高価な金属として知られ、古くから親しまれてきました。
錆びない、金属臭いがない、イオンの働きで抗菌性がある、などたくさんの特徴があるが、
中でもひときわ特異なのが ”柔らかい” というところ。
純度の高い錫のコップを床に落とすと、コップの方がへこんでしまう。木材に負ける金属って。
日用品という分野において、柔らかさは長らく弱点とされており、
錫以外に他の金属を混ぜることで強度を強くするのが定石でした。
逆転の発想で打開したのが、曲がる器「KAGO」。
柔らさを逆手に取った新感覚の錫製品として、消費者だけでなく作り手たちにも大きな反響を呼びました。

「KAGO」の中からピックアップしたのは、四角、円、楕円のベーシックなタイプ。

スクエア
シンプルなスクエアは「KAGO」シリーズの一番人気。底を安定させやすいので、立体感を出しやすいのが特徴です。
Sサイズはキートレーなどに。Mサイズはバスケットとして使うのはもちろん、個人的には花器と組み合わせるのがおすすめです。

ダリア / ローズ
花びらのような輪郭が目を引くダリアとローズ。名前はこそ違いますが、形状的にはほぼ同じ。円形のフォルムはドーム状に変形させるのにぴったりです。
大きめサイズのダリアはシンプルにバスケットとして。手のひらサイズのローズは、お茶菓子用の銘々皿として活躍してくれます。

オーバルS・L
オーバルはイマジネーションが試されるシェイプ。我が家ではSサイズをソープディッシュに、Lサイズをリビング用のワインホルダーにしています。
用途の一例を挙げて見ましたが、用途は無限大。うちではこうやって使ってるよ、というアイデアをまとめて特集にしたら面白そうだな、なんて。ぜひ運営局までご連絡ください。
くねくねまとまるインテリア
形が決まっていないインテリア。場所、用途の制限がなく、食卓でも使える安心感。
自分用に、もちろん家族や大切な人たちへの贈り物にもおすすめ。
審美眼の高い方にもきっと喜んでもらえるはず。きっと。
職人の繊細かつ確かな技術をぜひ、あなたの手でも。

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